山間の火祭り群馬県南牧村、大日向の火とぼしを見に行った6年前

朝の情報番組でその祭りの内容を知って以来、ワタシの興味はその火祭に釘付けでした。

群馬県は南牧村、高齢化日本一とも言われている山間の村でお盆の時期に行われているそのお祭りは、古くは戦国時代に大日向の人々が武田の軍勢に加勢して勝利した喜びを「火祭り」という形で伝えたものと語り継がれ、群馬県に残る県内最大級の火祭りなのだそうです。

ようやく実現した2011年の夏、家族で南牧村へ

火とぼしというお祭りを知って随分時間が経った2011年、子供も連れ回れるようになったので、ようやく南牧村への予定を立てることができました。火とぼしが行われるのはちょうどお盆の8月14日と15日。お祭り自体が開催されるかどうかも不安だったので町役場にメールで問い合わせた所、開催されるという回答に加え民宿などの案内までしてくださる親切っぷり。その上、後日パンフレットなども郵送してくれたので、お祭りだけではなく周辺で遊べそうなところもいろいろチェックすることができました。

ちなみに群馬県南牧村は、ワタシが住んでいる東京目黒から160kmほど、時間にすると約2時間30分くらいの距離で、周辺にはオールレンタルでバーベキューも楽しめる「なんもく村自然公園キャンプ場」の他、滝めぐりや文化財散策などもでき、更に少し足を伸ばせは、日本最古の洋式牧場と言われる「神津牧場」にも行けるので、火とぼしだけでなく昼間も十分に見て回れ楽しむことができますよ。

いよいよ待望の火祭り、火とぼしを堪能

日暮れも近付き、皆で揃って川沿いを歩いていくと、既に何人かの人たちが橋の上で轟々と炎を回していました。実は当日、雨も降ったりしていたので開催されるかどうか心配だったんですが、よかった、やってて。

炎を振り子のように左右に振り、勢いを付けて轟々と回す。燃える音、風をきる音、炎の明るさに加えワラの焼ける匂い、伝わってくる熱量の全てが大迫力で、しばらくその炎に魅入っていました。

とある朝、たまたま見た情報番組での内容なども思い出しながら、その炎を見つめて。

俵大にまとめたワラに紐を括り付け、橋の上からブンブンと回す、ただそれだけのお祭りなのだけど、この火の付いたワラを上手く回すのが相当難しいらしい。体重移動による上手い回し方を覚えることはもちろん、火への恐怖心を克服できなければ、火の付いたワラは即座に橋に激突して川へと落下してしまう。確かにその通りだ。上手く回せるようになってようやく一人前。この村に生まれ育った子供達は、そんな親の回す炎を見て育ち、いつか父よりも上手く大きく回せる日を夢見ながら成長し、もう自分の方が上手いだろ?と自慢げに父に回してみせる。そんな子の回す炎をみながら成長した姿を嬉しく思いながら、まだまだ自分の方が上手いぞと、父もより大きく回してみせる。親から子へ、そして子から孫へと受け継がれるお祭の醍醐味。

  • Nikon D300/Tamron AF 28-300mm F3.5-6.3 XR LD IF MACRO
  • 70mm/f22/ISO 200/9.5s

肉眼で見ている限りでは、このように炎の輪のように見えないですが、大きくゆっくりと回るその炎は、むしろ雄大で感動します。ただ、写真に収める時には少しシャッタースピード長目で、このように炎の軌跡を残した方が迫力ある写真になりますよね。10秒程度でこの迫力です。ちなみにですが、この撮影時はマニュアル設定にした上でバルブ(シャッタースピード手動)撮影してました。

  • Nikon D300/Tamron AF 28-300mm F3.5-6.3 XR LD IF MACRO
  • 28mm/f18/ISO 100/7.1s

  • Nikon D300/Tokina AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4
  • 22mm/f11/ISO 200/17.0s

実はこの時の写真、元データが全て消滅してしまい、先日エントリーしたLightroomからの画像書き出しにより復活したデータだったりします。このサイズ程度のものしか残ってないですが、それでもよかったと、復活したデータを見ながら今回エントリーしました。

元データがなくなったと悔やんでも仕方ないので、来年はもう一度この火祭を撮影に行けるよう、いろいろ頑張って調整したいと思ってます、笑。