NDフィルターって何?「NDフィルター」の効果、選び方や使い方を知ろう

NDフィルターって何?「NDフィルター」の効果、選び方や使い方を知ろう
2018年5月16日

昼間に滝や川の写真などを撮る際、もっと水の流れを滑らかにしたり、また、川や海などの水面の表情をもっと滑らかに綺麗に撮りたい、なんてことありませんか?よくある水の流れが幻想的に見えるアレです。夜などであれば長時間露光を利用してやれば実現できる事も、日中の光あふれる中ではなかなか思い通りにいかないものです。ワタシの場合、ここ最近夕焼けを撮りに川辺などを訪れた際、水面の表情がもう少し滑らかになればなと思うことも多かったりしました。こんな悩みを解決してくれるのが、そう、NDフィルターです。今回は、そんな便利なNDフィルターの効果や種類、また使い方などをいろいろ見てみたいと思います。

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NDフィルターとは?

ちなみに、皆さんはNDフィルターご存知ですか?

NDフィルターは発色に影響を与えずに、レンズに入る光の量を減らすことができるフィルターで、Neutral Density(ニュートラル・デンシティー)フィルターの略です。被写体の色を変えることなく、ただ光量だけを減らすことが可能なので、日中でもシャッタースピードを稼ぎたい時などに使用します。

NDフィルターには「ND」の後に番号が振られており、その数字で光の量を何分の1に減らすことができるかが把握できます。例えば「ND2」なら光量を1/2に、「ND8」なら光量を1/8に減少させてくれる、という意味になります。ちなみに写真では「ND-4」となってますので、光量を1/4にしてくれるNDフィルターということですね。

また、NDフィルターは重ねて使用することができ、その場合は足し算では掛け算になります。例えば、ND2にND8を重ねるとND16の効果が得られます。

上記の様な形で使用すれば、4×8でND32効果となり光量が1/32になります。ちなみにワタシはND4を既に保有していましたので、今回ND8とND16を追加で購入しました。ND2も買おうか迷いましたが、今回は先送りとしました。

レンズに合わせてフィルター径も様々です。ワタシの場合はこれまで使っていたレンズ径や、現在メインで使用している望遠レンズなどを考慮し、フィルター径は77mmのものを選ぶようにしています。ただ、小さめのレンズでも利用したいケースもあるので、径を調整することができる「ステップアップリング」を利用しています。少し割高にはなりますが、大きめのフィルターを買っておけば、様々なレンズで利用できるようになるので便利でオススメですよ。

実際に使ってみましょう

本当は格好いい滝なんか撮りに行けたら良かったんですが、ご近所にありませんので最寄りの公園で噴水を撮ってみました、笑。撮影は絞り優先モードでNDフィルターを追加していく形で行いました。(Nikon D810/Tamron SP70-200mm F2.8 Di VC USD)

  • 共通設定:絞り優先モード/200mm/f3.2/ISO 200

  • NDフィルター無し:シャッタースピード 1/3200

水の粒が見て取れますね。これ以上のシャッタースピードを稼ごうと思うと、ISO感度を64まで落としたり、絞りを更に絞り込んだりするしかありませんが、それでもなかなかスローシャッターにはなってくれません。

  • ND16:シャッタースピード 1/200

若干、水が移動する感じを確認できます。少し流れが出てますよね。シャッタースピードもググっと下がっていますし、晴天下でこれだけ撮れればいい感じです。

  • ND16 + ND8(ND128相当):シャッタースピード 1/40

更にND8フィルターを重ね掛けします。かなり水の流れる感じが表現できていますね。

  • ND16 + ND8 + ND4(ND512相当):シャッタースピード 1/10

最後は更にその上にND4フィルターを重ねました。晴天下でこれだけ水の流れる表現ができれば、撮影にかなり幅ができますよね。流れる川の表現などには最適だと思います。

最後に

最後はアイキャッチなどに使用した写真です。少し絞り込んで撮影してます。

  • Nikon D810/Tamron SP70-200mm F2.8 Di VC USD
  • 200mm/f8/ISO 200/0.6秒/ND4 + ND8 + ND16

昼間にシャッタースピードを落として撮影する際などには、このNDフィルターが必要になってきます。夜の撮影でも、街中などで長時間露光をする際はあった方が流れる光などを綺麗に撮影できたりしますよね。

ただこのNDフィルターに関しては、撮影ログに残らないので後から参照する際には困ったりします。数枚なら覚えていられたりしますが、なかなかですよね。
あと、シャッタースピードが遅くなるので、三脚での撮影ということになります。そうなってくると、今度はいい三脚や雲台なんか欲しくなりますよね、笑。

皆さんも是非NDフィルターを使って幻想的な写真撮影、楽しんでみてください。