D850での撮影、楽しませていただきました。雨の山形、新緑と残雪の月山、一泊二日の撮影ツアー

D850での撮影、楽しませていただきました。雨の山形、新緑と残雪の月山、一泊二日の撮影ツアー
2018年5月17日

ゴールデンウィークは日本各地驚くほどいい天気だったにも関わらず、明けた途端に曇り空。山形滞在予定の5月8日、9日の予報も雨ということで、運が悪いといいますか、なかなか遠出する機会もない中、晴れてくれてもいいのにと思いながらの準備となりました。雨合羽とか手配しておいてよかったなと。でも基本的に雨が降ればインドアなワタシは非常に気も重く、足取りも重たい感じでしたね。

山形までの道のり

5月8日当日は現地集合。山形県西村山郡にある「山形県立自然博物園」午前11時30分集合です。実際にワタシの住む目黒からは距離にして450km、車で5〜6時間の距離なので、仮眠を取ることも考え3時30分の出発にしました。さすがに眠い時間帯ですね。

道中一人なので少し眠くなったりはしましたが、途中のパーキングエリアで休憩をとりながら向かい、9時30分頃には現地に到着しました。当然の様に降りしきる雨の中、せめて雨足が少し緩くなってくれればと願いながら集合時間を待ちました。気温も低く寒かったですね。なんせ周辺には雪が残ってますから、笑。

早速手にするD850

時間となり受付を済ませると、D850と事前に申請していたニコン製のレンズを貸し出してくれ、その後2時間ほどのオリエンテーションを終え撮影となりました。カメラの使い方なんかは現地で、とか何ともいい感じ。

ちなみに今回の撮影会では、この2日間で撮影した写真の中から3枚を作品として提出するという内容でした。当然ながら普段の様にRAWデータをPCで現像して提出などという流れは踏めないので、Jpegも同時に撮影をしてそれをそのまま提出するという流れです。これは、撮影現場で色味を含めて様々な設定を試しながら、構図に関してもトリミングのことなど考えず、その場で完成したものでなければならない状況というわけです。実はこの事は、これまで撮影現場での追い込みをかけてこなかったワタシにとっては非常にいい経験となりました。また、D850の性能を最大限に活用するため、基本はLIVEビューでの撮影となりました。初めて行うLIVEビューモードでの撮影。チルト式液晶をマイナスポイントとしてD750を見送ったワタシとしては、非常に抵抗がありましたが、使ってみたらこんなに使いやすいものはないと、もはやニコンさんの思うツボな反応となってしまってました。いやぁ、タップでピントが合わせられるのってすごい、便利、笑。

また、作品として提出した3枚以外はブログなどに掲載しても大丈夫という確認も取れましたので、今回のエントリーとなりました。作品として提出した写真は、今回の撮影会の様子と共に『風景写真』2018年7-8月号に掲載されるそうです。どうなるんだろ、笑。隔月刊「風景写真」は勉強にもなるので、この機会に定期購読の申込をしておきました。皆さんも興味があればポチッとどうぞ。

ということで、それ以外の写真を掲載していきたいと思います。RAW現像もトリミングも思いのままなので、結果的には提出したものより自分好みの写真ばかりとなります、笑。

地蔵池での撮影

  • Nikon D850/AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
  • 70mm/f11/ISO 200/1/20秒

早速向かった場所は、集合場所から少し下った「地蔵沼」。ここでは撮影というよりはD850に慣れるという作業中心でした、笑。写真家の星野先生をはじめ、風景写真出版のスタッフの方々、それからニコンの方も、皆さん親切にいろいろと教えて回ってくださってました。一度小ぶりになった雨も、この後地味に降り始めるんですが、もうこの段階で関係なくなっていましたね。むしろ霧が出てきて撮影するにはいい天気だ!って感じになっていました、笑。

桜と雪と新緑が撮影できるポイントへ

渓流沿いに桜の木があるのですが、この日を待っていたかの様に今日満開だそうです。いい感じに霧も出てきており、参加者の中にはこの地に何度も足を運んでいるという方もいらっしゃったのですが、本当にこんないい日に撮影できることなんてないよ、とおっしゃってましたね。そういう意味では本当にラッキーだったのかもしれません。12時間くらい前の重い足取りが信じられません。

  • Nikon D850/AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
  • 70mm/f18/ISO 40/0.6秒

残念ながらNDフィルターを持っていなかったワタシは、なるべくシャッタースピードを稼ぎ川の水面を綺麗に撮りたかったので、ISO感度を下げ、ギリギリのところまで絞り込んでの撮影としました。また、少し青みがかるようにホワイトバランスを調整したり、発色が少し良くなるようにモード変更を行い、微妙に設定を行うためこれまで現場でやったことないメニューを触ったりしてみてました。

ちなみに提出作品もここから一点出しましたが、提出したものは横構図のものでした。撮影したものを後から見直し、そのまま出すには色味や構図など、それがいいかなと思い提出したものでした。ただ、こうして後から好みの感じに手を加えるのであれば、やはり圧倒的に縦構図の方が好きな感じですね。もっとも、こうして後から手を加えられるということは、現場で更に追い込みもかけられたということだと思います。人数の多い撮影現場であったためこういった感じになりましたが、次回こういった撮影をする際は、もっと現場で試行錯誤をしながらその場で出せる最大限を追求したいと思います。

オートキャンプ場近くのブナ林へ

今回の最大のポイントとなるブナの根開きを撮影すべく、ブナ林へと向かいました。ただ、これがまた本当に難しかったですよ。何が正解か全くわからないことに加え、自分なりの撮影ポイントを見つけることができませんでした。ホント、自分の現場での感じる力の無さといいますか、被写体を見つける力がないんだなと思い知りました。晒すのが恥ずかしくなります。。。

  • Nikon D850/AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
  • 20mm/f16/ISO 200/4.0秒

この場所では、NIKKOR 20mm f/1.8G を使ってみました。まぁそれも迷走する原因になったと言えばそうなのかもしれませんが、とにかく写り込むものをもう少し整理するためにも、24-70とかを使えばよかったのかもしれません。雨が降っていたことを言い訳にレンズ交換もせず、このレンズで撮れるものを探してみたんですけどね。

  • Nikon D850/AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
  • 20mm/f16/ISO 200/3.0秒

いや本当に難しいです。。。何となくではいい感じに撮れないもんですね。感じる力、イメージする力、表現する力、全てが揃ってないとこういった場所では撮影もままなりません。自分の力の無さを感じる結果となりました。

  • Nikon D850/AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
  • 20mm/f11/ISO 200/2.5秒

この撮影ポイントでは、星野先生に直接いろいろとご指導をいただきました。暗い所でタッチパネルでのピントの合わせ方といったカメラの使い方から始まり、撮影の設定モードを切り替えたらどうなるかや、構図を決める際に見るポイントなどを直接シャッターを切りながら教わることができ、非常に勉強になりました。本来であれば、このポイントでもう少し時間をかけて作品作りをしたかったのですが、実は他の撮影者の方がこの先で撮影をしていて、バッチリ写り込んでたんですよね。ですので仕方なく作品は別のものを提出しました。で、この写真では不自然に消してます、笑。

翌朝、雪山を登りながらブナ林を撮影

生憎の雨模様なので、早朝の星空撮影は中止となり、ゆっくり寝て下さいと言いつつの朝4時30分集合。晴れてたらどうなってたんだろうと、笑。ただこの雨が、この日も素晴らしい景色を演出してくれました。もう大興奮です。

  • Nikon D850/AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
  • 78mm/f16/ISO 31/1/30秒

霧に煙る雪原が幻想的です。いい景色だなぁ。

  • Nikon D850/AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
  • 70mm/f22/ISO 31/1.0秒

ちなみに、この場所までは雪原を20分ほど歩きました。少し急な斜面もあり歩きづらかったですが、この景色を見ればそんな苦労も吹き飛びますね。

雨が少し強くなったりもし、カメラもレンズもびしょ濡れです。自分のカメラだったらこんな使い方もできなかったでしょうね。貴重な体験をさせていただきました。こんな状態でも難なく撮影できました。

  • Nikon D850/AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
  • 70mm/f2.8/ISO 200/1/2500秒

こちらが、そんなレンズとボディを貸してくださったニコンの担当さんと同行してくださり色々とサポートしてくださったプロのカメラマンの方、内緒でパシャリ。縮小している写真では分かりづらいですが、これ雨が降りしきってるんですが、まるで粉雪が降っているように鮮明に撮れてるんですよね。これはちょっと驚きました。凄いな、D850。凄いな、ニッコールレンズ。底力を見せつけられました。ほ、欲しいな、笑。

講評会

宿に戻り朝食を取った後、提出した作品をプリントアウトしての講評会です。自分で撮影した写真をプリントアウトするのも案外初めてかも。A3ノビの紙面にこうも鮮やかにプリントできるもんなんですね。凄いな、D850。

ワタシの場合、現場での追い込みも足りず、また、選んだ作品もどこかピンときていないようなものだったのですが、それでも星野先生からアドバイスをいただき、どうしてその写真をワタシは撮り、そして作品として選んだのかを改めて考えることができました。また、更にどういう方向に昇華していけばより良くなるのかなど、的確なアドバイスを頂くことも初めてのことでしたので、非常に勉強になりました。

今回の撮影会に関しては、全てが初めてづくしの事ばかりで、非常にいい経験になりました。応募してよかった。当たって本当にラッキーだったな。雨の日に雪山を20分以上もかけて歩いて撮影現場に行くなんて、一人では絶対にないシチュエーションですからね。これをきっかけに、いろいろ撮影して回りたいな。

最後に

本当に充実した2日間でした。特に最新のD850を使ってみれた事も大きかったですが、それより何より AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR の使用感がやばかったです。これはすぐにでも欲しい。光あふれる中で撮影したらもっとやばかったでしょうね。素晴らしいレンズですよ、ホント。

そんな撮影会の中、自分のお気に入りの写真を最後に貼っておきます。

  • Nikon D850/AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
  • 70mm/f5.6/ISO 200/1/160秒

星野先生、風景写真編集部の方々、同行してくださったカメラマンさん、そしてニコン担当の方、本当にありがとうございました。ますます写真が好きになりました。